AGM セパレーターには端子がなく、電圧も発生させません。第三の電極ではなく、極板間の重要な機能界面です。
「第三極」は比喩です。AGM セパレーターは極板分離、電解液保持、酸素経路、圧縮状態を VRLA 電池全体で評価する必要があります。
機能の境界
完成電池での検証が必要な四つの機能
極板の分離
- 材料の状態
- 厚さ・寸法・強度
- 検証の限界
- 材料寸法だけでは電池構造を検証できません。
電解液の保持
- 材料の状態
- 空隙率・坪量・吸液特性
- 検証の限界
- 吸液量の増加は設計整合の代わりになりません。
酸素移動の支援
- 材料の状態
- 細孔・保液・圧縮状態
- 検証の限界
- 酸素再結合はセパレーターだけで決まりません。
接触の維持
- 材料の状態
- 厚さ・圧縮・回復
- 検証の限界
- 極板・圧力・完成電池試験と合わせて評価します。
意味
有用な比喩であり第三電極ではない
この表現は重要性を示しますが、正式な電気化学分類ではありません。
分離
直接の電子接触を防ぐ
セパレーターは極板の接触を防ぎ、イオンは電解液で濡れた孔を通って移動します。
電解液
ガラス微細繊維が電解液を保持・分配
吸液性は孔構造、酸量、極板、組立条件と合わせて検討します。
酸素
酸素移動の条件を支える
連通孔と部分飽和は酸素再結合条件の一部にすぎません。
圧縮
接触と圧縮の整合
厚さと圧縮状態は極群構造・組立方法とともに確認します。
検証
完成電池で検証する
材料データは選定を助けますが、適合性は完成電池試験で確認します。
極板分離
厚さ、寸法、機械的状態。
電解液保持
空隙率、坪量、吸液関連特性。
酸素経路
孔構造、保液状態、圧縮。
接触
厚さ、圧縮、復元性。



